LinuxでMicronautをセットアップする方法!パッケージ管理とGradle連携
生徒
「LinuxでMicronautを開発したいんですけど、最初に何を準備すればいいですか?」
先生
「まずJavaのインストールが必要です。MicronautはJava 8以降で動作しますが、Java 11や17を使うと安定して開発できます。」
生徒
「LinuxではどのようにJavaを管理したらいいですか?」
先生
「SDKMANを使うと複数のJavaバージョンを簡単に切り替えられます。さらにMicronaut CLIもSDKMANからインストール可能です。」
生徒
「IDEは何を使うと便利ですか?」
先生
「IntelliJ IDEAがおすすめです。Gradle連携やMicronautプラグインのサポートが充実していて、Linuxでも快適に開発できます。」
1. SDKMANを使ったJava環境の準備
Linux環境でMicronaut(マイクロノート)の開発を始める際、最も重要かつ最初にぶつかる壁が「Javaのバージョン管理」です。MicronautはモダンなJavaフレームワークであるため、特定のJavaバージョンを要求することがよくあります。そこでおすすめなのが、複数のJavaや関連ツールを一括管理できるSDKMAN!(エスディーケーマン)の導入です。
まずは、ターミナルを開いて以下のコマンドを入力し、SDKMAN!をインストールしましょう。未経験の方でも、このコマンドをコピー&ペーストして実行するだけで準備が完了します。
curl -s "https://get.sdkman.io" | bash
source "$HOME/.sdkman/bin/sdkman-init.sh"
インストールが完了したら、Micronautで推奨されるJava 17をインストールします。以下のコマンドを実行することで、手動でファイルをダウンロード・解凍する手間なく、最適なJava環境が整います。
sdk install java 17.0.8-tem
sdk use java 17.0.8-tem
最後に、正しく設定されたかを確認するために、以下の「Javaのバージョンを確認するコード」を実行してみましょう。これは、現在自分のマシンでどのJavaが動いているかをチェックする基本的な操作です。
public class CheckJavaVersion {
public static void main(String[] args) {
// システムのJavaバージョンを取得して表示する簡単なプログラム
String version = System.getProperty("java.version");
System.out.println("現在使用中のJavaバージョンは: " + version);
}
}
ターミナルで java -version と入力し、指定したバージョンが表示されれば成功です。これでMicronautを動かすための強固な土台が整いました。次は、開発効率を最大化するエディタ(IDE)の準備に進みましょう。
2. IntelliJ IDEAのインストールと設定
IntelliJ IDEAはLinuxでも利用可能です。公式サイトからダウンロードしてインストール後、Java SDKを設定してください。Gradleプラグインを有効にすることでMicronautプロジェクトの作成や依存管理が簡単になります。
3. Micronaut CLIの導入
SDKMANを使うとMicronaut CLIも簡単に導入できます。以下のコマンドをターミナルで実行します。
sdk install micronaut
mn --version
CLIがインストールされると、プロジェクト作成やアプリケーションの実行が容易になります。
4. Micronautプロジェクトの作成とGradle連携
Micronaut CLIでJavaとGradleを使ったプロジェクトを作成します。ターミナルで以下のコマンドを実行します。
mn create-app example.micronaut.linux --build=gradle --lang=java
作成されたプロジェクトにはGradle設定ファイルが含まれており、依存管理やビルドがスムーズに行えます。
5. Gradleでのビルドと実行
プロジェクトディレクトリに移動してGradleでビルドと実行を行います。
./gradlew build
./gradlew run
実行後、Micronautアプリケーションが起動し http://localhost:8080/ でアクセス可能です。
6. 開発環境構築のポイント
Linuxではパッケージ管理や権限設定に注意してください。SDKMANやGradleが正しく動作しない場合は権限やパス設定を確認しましょう。IntelliJとCLIで使用するJavaバージョンを統一すると開発が安定します。また、Gradleのラッパーを使うとプロジェクト固有のGradleバージョンを簡単に利用できます。
7. サンプルMicronautコントローラ
簡単なMicronautアプリのサンプルコードです。Helloコントローラを作成し、HTTPリクエストに応答します。
package example.micronaut.linux;
import io.micronaut.http.annotation.*;
@Controller("/hello")
public class HelloController {
@Get("/")
public String index() {
return "Hello, Micronaut on Linux!";
}
}
ブラウザで http://localhost:8080/hello にアクセスすると、"Hello, Micronaut on Linux!" が表示され、環境構築が正しくできていることを確認できます。
まとめ
LinuxでのMicronaut開発環境構築の振り返り
ここまでの記事では、Linux環境においてMicronautを使ったJavaアプリケーション開発を始めるための一連の流れを詳しく解説してきました。Javaの実行環境を整えるところから始まり、SDKMANによるJavaバージョン管理、IntelliJ IDEAの導入、Micronaut CLIのインストール、そしてGradleと連携したプロジェクト作成まで、実際の開発現場を意識した構成となっています。
Linuxはサーバー用途だけでなく、開発用OSとしても非常に人気が高く、Micronautのような軽量で高速なフレームワークとの相性は抜群です。特にSDKMANを利用することで、JavaやMicronautのバージョン管理が容易になり、複数プロジェクトを扱う場合でも柔軟に対応できます。Gradleを使ったビルド構成も、依存関係の管理や実行タスクの統一に役立ち、Linux環境でも安定した開発体験を実現できます。
また、Micronautは起動速度が速く、メモリ使用量も少ないため、Linuxサーバー上でのマイクロサービス開発にも適しています。今回紹介した基本的なセットアップ手順を理解しておくことで、Web API開発やクラウド環境へのデプロイ、コンテナ運用など、次のステップにもスムーズに進めるようになります。
まとめ用サンプルプログラム
記事の理解を深めるため、ここでも簡単なMicronautコントローラのサンプルを振り返りとして掲載します。Linux上でGradleビルドを行い、正しく動作するかを確認することで、環境構築の完成度を再確認できます。
package example.micronaut.linux;
import io.micronaut.http.annotation.*;
@Controller("/summary")
public class SummaryController {
@Get("/")
public String summary() {
return "MicronautとLinux環境構築の理解が深まりました";
}
}
このようにシンプルなクラス構成でHTTPエンドポイントを作成できる点も、Micronautの大きな魅力です。Gradleによるビルドと実行を繰り返し行いながら、Linux環境での動作確認に慣れていきましょう。
生徒
「LinuxでMicronautを動かすまでの流れが、最初よりもずっと分かるようになりました。Javaの準備からGradle連携まで、全部つながっているんですね」
先生
「その通りです。Linux環境ではパッケージ管理やパス設定が重要ですが、SDKMANを使えばJavaやMicronautの管理がとても楽になります」
生徒
「Gradleも最初は難しそうでしたが、Micronaut CLIで作ったプロジェクトをそのまま使えば、ビルドや実行も簡単でした」
先生
「Gradleラッパーを使うことで、Linuxでも環境差異を気にせず開発できます。これからはコントローラを増やしたり、設定ファイルを調整したりして、Micronautの理解をさらに深めていきましょう」
生徒
「はい。LinuxとMicronautを組み合わせた開発が、自分でもできそうだと感じました。次はAPI開発や設定周りにも挑戦してみたいです」