カテゴリ: Micronaut 更新日: 2026/04/02

Micronaut CLIの使い方とは?プロジェクト作成から実行までまとめて解説

Micronaut CLIの使い方とは?プロジェクト作成から実行までまとめて解説
Micronaut CLIの使い方とは?プロジェクト作成から実行までまとめて解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Micronaut CLIって何をするツールですか?」

先生

「Micronaut CLIはMicronautのコマンドラインツールで、プロジェクトの生成や依存関係の管理、アプリケーションのビルドや実行までを簡単に行えるツールです。」

生徒

「コマンド一つでプロジェクトを作れるんですか?」

先生

「はい、CLIを使えば初期設定済みのMicronautプロジェクトがすぐに生成できます。GradleやMavenの設定も自動で行われます。」

生徒

「作った後はどうやって実行するんですか?」p>

先生

「生成したプロジェクトのディレクトリに移動してCLIのrunコマンドを使うと、Micronautアプリケーションが起動します。」

1. Micronaut CLIのインストールと導入手順

1. Micronaut CLIのインストールと導入手順
1. Micronaut CLIのインストールと導入手順

Micronautでの開発をスムーズに始めるには、Micronaut CLI(コマンドラインインターフェース)の導入が欠かせません。CLIを使えば、複雑なフォルダ構成や設定ファイルを自動で生成できるため、プログラミング未経験の方でも迷わずにプロジェクトを開始できます。

最も推奨されるインストール方法は、複数の開発ツールを簡単に管理できる「SDKMAN!」を利用する方法です。まずはターミナル(Mac)やコマンドプロンプト(Windows)でSDKMAN!をセットアップし、以下のコマンドを入力してください。


sdk install micronaut

インストールが完了したら、正しく設定されたか確認するために、バージョンを表示するコマンドを試してみましょう。これは、料理を始める前に道具が揃っているかチェックするような大切なステップです。


mn --version

無事にバージョン情報が表示されれば、準備は完了です。これによりmnという魔法のキーワード(コマンド)が使えるようになり、プロジェクトの作成から実行までをキーボード入力だけで自由自在に操作できるようになります。GUI(マウス操作)よりも素早く、正確に開発環境を構築できるのがCLIの大きなメリットです。

2. プロジェクトの作成(Micronautのセットアップ)

2. プロジェクトの作成(Micronautのセットアップ)
2. プロジェクトの作成(Micronautのセットアップ)

開発環境の準備ができたら、いよいよ最初のプロジェクトを作成しましょう。Micronautでは「CLI(コマンドラインインターフェース)」というツールを使って、複雑な設定を自動で構築できます。 プログラミング未経験の方でも、以下のコマンドをターミナル(WindowsならコマンドプロンプトやPowerShell)に入力するだけで、Webアプリケーションの土台が数秒で完成します。

【入力するコマンド】


mn create-app my-first-app --lang=java --build=gradle

このコマンドは、「Javaという言語を使い、Gradle(プロジェクトを管理する道具)を使って、my-first-appという名前のアプリを作ってね」という命令です。 実行が完了すると、自動的にフォルダが作成され、中にはプログラミングに必要な「おまじない」がすべて書き込まれたファイル群が用意されます。

Javaプログラムの最初の一歩

プロジェクトが作成されると、内部には以下のような最も基本的なJavaクラスが生成されます。これがアプリを起動させるための「メインスイッチ」の役割を果たします。


package com.example;

import io.micronaut.runtime.Micronaut;

public class Application {
    public static void main(String[] args) {
        // ここからMicronautアプリケーションが起動します
        Micronaut.run(Application.class, args);
    }
}

初心者のうちは、このコードを細かく理解する必要はありません。「この10行ほどの内容が、巨大なWebシステムを動かすための魔法の鍵になっている」とイメージするだけで十分です。 これで、Javaでモダンなアプリを開発する準備がすべて整いました。

3. プロジェクトのビルドと実行確認

3. プロジェクトのビルドと実行確認
3. プロジェクトのビルドと実行確認

プロジェクトの雛形が作成されたら、次は「ビルド」という作業を行います。ビルドとは、人間が書いたプログラムをコンピュータが理解できる形式に翻訳し、実行可能な状態に組み立てる工程のことです。

Javaの開発現場で標準的に使われているGradle(グレードル)というツールを使用すれば、コマンド一つでこの複雑な工程を自動化できます。ターミナル(Mac)やコマンドプロンプト(Windows)を開き、プロジェクトのルートディレクトリに移動して以下のコマンドを入力しましょう。


./gradlew build

このコマンドを実行すると、必要なライブラリのダウンロード(依存関係の解決)、ソースコードのコンパイル、そして自動テストまでが一気に行われます。初めて実行する際は少し時間がかかりますが、BUILD SUCCESSFULと表示されれば成功です。

初心者向けのポイント: CLI(コマンドラインインターフェース)で生成されたプロジェクトには、最初から「Hello World」を表示するような簡単なサンプルコードが含まれていることが一般的です。例えば、以下のような標準的なJavaプログラムが自動生成され、ビルド対象となります。

public class App {
    public static void main(String[] args) {
        // 画面に文字を出力する最もシンプルな処理
        System.out.println("Hello World!");
    }
}

プログラミング未経験の方でも、この「ビルド」さえ覚えてしまえば、難しい設定を一つずつ手動で行う必要はありません。ツールが裏側で全て整えてくれるため、あなたはコードを書くことだけに集中できる環境が手に入ります。

4. アプリケーションの実行

4. アプリケーションの実行
4. アプリケーションの実行

ビルドが完了したら、アプリケーションを起動します。Micronaut CLIでは次のように実行できます。


./gradlew run

ターミナルにログが表示され、デフォルトでは http://localhost:8080/ でアクセスできる状態になります。この状態でブラウザやAPIクライアントからMicronautアプリケーションにアクセスして動作確認ができます。

5. 簡単なサンプルコントローラ

5. 簡単なサンプルコントローラ
5. 簡単なサンプルコントローラ

実際にHTTPリクエストを処理する簡単なコントローラを作ってみましょう。


import io.micronaut.runtime.Micronaut;
import io.micronaut.http.annotation.*;

@Controller("/hello")
class HelloController {

    @Get("/")
    public String index() {
        return "Hello, Micronaut CLI!";
    }
}

public class Application {
    public static void main(String[] args) {
        Micronaut.run(Application.class);
    }
}

ブラウザで http://localhost:8080/hello にアクセスすると、「Hello, Micronaut CLI!」と表示されます。これでプロジェクト作成からビルド、実行、コントローラ動作確認まで一連の流れが理解できます。

6. 開発効率化のポイント

6. 開発効率化のポイント
6. 開発効率化のポイント

Micronaut CLIとGradleを組み合わせることで、ライブラリの追加やビルド、テスト、実行を簡単に行えます。CLIは自動生成やテンプレート機能も持っているため、初心者でもスムーズにプロジェクト開発を始められます。またIDEと連携することで、ターミナルを使わずに操作することも可能です。

まとめ

まとめ
まとめ

Micronaut CLIで学ぶ基本的な開発の流れ

この記事では、Micronaut CLIを使ったプロジェクト作成からビルド、アプリケーション実行、そして簡単なHTTPコントローラの動作確認までを順番に学びました。Micronaut CLIは、JavaでWebアプリケーションやマイクロサービスを開発する際の初期作業を大幅に簡略化してくれる便利なツールです。コマンドラインから操作できるため、開発環境に左右されにくく、初心者でも同じ手順でプロジェクトを作成できます。

SDKMANを使ってMicronaut CLIをインストールすると、mnコマンドが利用できるようになります。このコマンド一つで、GradleやMavenの設定が含まれたMicronautプロジェクトを自動生成できます。フォルダ構成や基本的な設定ファイルが最初から整っているため、開発者は環境構築よりもアプリケーションの中身に集中できます。

プロジェクト作成後は、Gradleを使ったビルドと実行が基本的な流れになります。CLIで生成されたプロジェクトにはGradleラッパーが含まれており、特別な設定をしなくてもビルドやテストを実行できます。依存関係の解決やコンパイルは自動で行われるため、JavaやMicronautに慣れていない場合でも安心して操作できます。

サンプルコードで理解するMicronautの動作

記事内で紹介したサンプルコントローラでは、@Controllerや@GetといったMicronautのアノテーションを使用しました。これらのアノテーションを使うことで、HTTPリクエストとJavaメソッドを直感的に対応付けることができます。CLIで起動したアプリケーションにブラウザからアクセスし、文字列が表示されることで、Micronautが正しく動作していることを確認できました。


@Controller("/summary")
class SummaryController {

    @Get("/")
    public String index() {
        return "Micronaut CLIの基本的な流れを理解しました";
    }
}

    

このように、少ないコード量でもWebアプリケーションとして動作する点は、Micronautの大きな特徴です。CLIで生成された設定が内部で有効に働いているため、開発者は複雑な設定を意識せずに機能実装へ進めます。初学者にとっては、動くものを早い段階で確認できることが理解を深める助けになります。

Micronaut CLIを使い続けるメリット

Micronaut CLIはプロジェクト作成だけでなく、テンプレート生成や設定の追加など、開発を進める中でも役立つ機能を備えています。Gradleと組み合わせることで、ライブラリ管理やビルド作業が統一され、作業手順が分かりやすくなります。また、CLIで作成したプロジェクトはIDEとも相性が良く、後からIntelliJ IDEAなどで開いて開発を続けることも簡単です。

今回学んだ基本的な流れを理解しておくことで、今後はREST APIの拡張や設定ファイルの調整、テストコードの追加など、より実践的なMicronaut開発へ進むことができます。Micronaut CLIは、その最初の一歩を支えてくれる心強いツールと言えるでしょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「Micronaut CLIを使うと、プロジェクト作成が本当に早いですね。」

先生

「そうですね。初期設定が自動で整うので、すぐに開発を始められます。」

生徒

「Gradleのビルドや実行も決まった手順でできるので安心しました。」

先生

「基本の流れを覚えると、作業で迷うことが少なくなります。」

生徒

「次はコントローラを増やしたり、APIを作ってみたいです。」

先生

「今回学んだMicronaut CLIの使い方が、これからの開発の土台になりますよ。」

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