カテゴリ: Quarkus 更新日: 2026/01/26

Quarkusでマイクロサービス構成を作るプロジェクト設計を完全解説!初心者でも理解できる分割設計の考え方

Quarkusでマイクロサービス構成を作るプロジェクト設計
Quarkusでマイクロサービス構成を作るプロジェクト設計

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Quarkusはマイクロサービス向きって聞くんですが、実際にどうやってプロジェクトを分ければいいのか分かりません…」

先生

「Quarkusは軽量で起動が速いので、マイクロサービス構成と相性が良いんです。まずは設計の考え方から整理しましょう。」

生徒

「モノリシックとの違いも、まだイメージできていなくて…」

先生

「大丈夫です。Quarkusのプロジェクト構成をベースに、順番に説明していきます。」

1. Quarkusでマイクロサービス構成を採用する理由

1. Quarkusでマイクロサービス構成を採用する理由
1. Quarkusでマイクロサービス構成を採用する理由

Quarkusでマイクロサービス構成を採用する最大の理由は、Javaアプリケーションでありながら 非常に軽量で高速に起動できる点にあります。 従来のJavaフレームワークでは、サービスを細かく分割すると起動時間やメモリ使用量が課題になりがちでした。

Quarkusはコンテナ環境やクラウド環境を前提に設計されており、 小さなサービスを複数立ち上げるマイクロサービス構成と非常に相性が良いです。 そのため、プロジェクト構成の段階から分割を意識した設計が重要になります。

2. モノリシック構成とマイクロサービス構成の違い

2. モノリシック構成とマイクロサービス構成の違い
2. モノリシック構成とマイクロサービス構成の違い

モノリシック構成では、すべての機能を一つのQuarkusアプリとしてまとめます。 小規模な開発では分かりやすい反面、機能が増えると影響範囲が広がりやすくなります。 修正やデプロイのたびに、全体を確認する必要が出てきます。

一方でマイクロサービス構成では、機能ごとにQuarkusプロジェクトを分割します。 それぞれが独立したJavaアプリケーションとして動作するため、 変更の影響範囲が限定され、保守性が向上します。 Quarkusの特性が最も活きる構成です。

3. Quarkusマイクロサービスの基本プロジェクト構成

3. Quarkusマイクロサービスの基本プロジェクト構成
3. Quarkusマイクロサービスの基本プロジェクト構成

Quarkusでマイクロサービス構成を作る場合、 サービスごとに独立したプロジェクトを作成します。 それぞれが単体で起動・デプロイできる構成が基本です。


microservices
├─ user-service
│  ├─ pom.xml
│  └─ src
├─ order-service
│  ├─ pom.xml
│  └─ src
└─ product-service
   ├─ pom.xml
   └─ src

このように、サービス単位でQuarkusプロジェクトを分けます。 各プロジェクトは同じ構成を持ちつつ、 扱う業務だけが異なるというイメージです。

4. マイクロサービスごとの役割設計

4. マイクロサービスごとの役割設計
4. マイクロサービスごとの役割設計

マイクロサービス設計では、一つのサービスが一つの責務を持つことが重要です。 例えば、ユーザー管理、注文管理、商品管理といった単位で分割します。 Quarkusのプロジェクト構成も、その責務に合わせてシンプルに保ちます。

一つのサービスに機能を詰め込みすぎると、 結局モノリシック構成に近づいてしまいます。 Quarkusでマイクロサービスを作る場合は、 あえて小さく分ける意識を持つことが大切です。

5. 各マイクロサービスのREST API設計

5. 各マイクロサービスのREST API設計
5. 各マイクロサービスのREST API設計

マイクロサービス間の連携は、基本的にREST APIを通じて行います。 QuarkusではRESTEasyを使って、シンプルにAPIを定義できます。 サービスごとにエンドポイントを明確に分けることが設計のポイントです。


package com.example.user.resource;

import jakarta.ws.rs.GET;
import jakarta.ws.rs.Path;

@Path("/users")
public class UserResource {

    @GET
    public String list() {
        return "user list";
    }
}

このように、各サービスが自分の責務に関するAPIだけを提供します。 APIの責務が明確になることで、サービス間の依存を最小限に抑えられます。

6. マイクロサービスとService層の分離

6. マイクロサービスとService層の分離
6. マイクロサービスとService層の分離

マイクロサービス構成でも、内部のレイヤー設計は重要です。 Resource層ではリクエスト処理に集中し、 業務ロジックはService層にまとめます。 これはQuarkusの基本的なプロジェクト構成と同じ考え方です。


package com.example.user.service;

import jakarta.enterprise.context.ApplicationScoped;

@ApplicationScoped
public class UserService {

    public String getUsers() {
        return "user data";
    }
}

package com.example.user.resource;

import com.example.user.service.UserService;
import jakarta.inject.Inject;
import jakarta.ws.rs.GET;
import jakarta.ws.rs.Path;

@Path("/users")
public class UserResource {

    @Inject
    UserService service;

    @GET
    public String list() {
        return service.getUsers();
    }
}

この構成により、サービス内部の責務も明確になり、 テストや変更がしやすくなります。

7. Quarkusでマイクロサービス構成を作る際の注意点

7. Quarkusでマイクロサービス構成を作る際の注意点
7. Quarkusでマイクロサービス構成を作る際の注意点

Quarkusでマイクロサービス構成を作る際は、 最初から完璧に分割しようとしないことが重要です。 まずはシンプルな分割から始め、必要に応じてサービスを増やしていきます。

プロジェクト構成を意識して設計することで、 後からクラウド連携やコンテナ化にも対応しやすくなります。 Quarkusは、Javaでマイクロサービスを学ぶうえで非常に適したフレームワークです。

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