カテゴリ: Quarkus 更新日: 2026/01/12

Quarkusのレイヤーテスト戦略を完全解説!UnitテストとIntegrationテストを正しく設計する方法

Quarkusのレイヤーテスト戦略(Unit/Integration)
Quarkusのレイヤーテスト戦略(Unit/Integration)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Quarkusでアプリを作れるようになってきたんですが、テストってどこまで書けばいいのか分からなくて…」

先生

「Quarkusではレイヤーごとにテストを分けて考えると、とても分かりやすくなります。」

生徒

「UnitテストとIntegrationテストの違いも、正直あいまいです。」

先生

「では、Quarkusのプロジェクト構成に沿って、レイヤーテスト戦略を順番に整理していきましょう。」

1. Quarkusにおけるレイヤーテスト戦略とは

1. Quarkusにおけるレイヤーテスト戦略とは
1. Quarkusにおけるレイヤーテスト戦略とは

Quarkusのレイヤーテスト戦略とは、アプリケーションを構成する各レイヤーごとに、 適切なテスト方法を選んで検証する考え方です。 Javaアプリケーションでは、すべてを一つのテストで確認しようとすると、 テストが重くなり、失敗原因も分かりにくくなります。

Quarkusではプロジェクト構成が明確なため、 UnitテストとIntegrationテストを使い分けることで、 効率よく品質を高められます。 初心者でも理解しやすいのが特徴です。

2. Unitテストの役割と対象レイヤー

2. Unitテストの役割と対象レイヤー
2. Unitテストの役割と対象レイヤー

Unitテストは、クラス単体の振る舞いを確認するためのテストです。 Quarkusのプロジェクト構成では、 主にService層やユーティリティクラスが対象になります。 外部システムやデータベースには依存しません。

Unitテストでは処理の分岐や計算結果など、 純粋なJavaロジックが正しいかを確認します。 実行が高速で、失敗した場合も原因が特定しやすいため、 最も数が多くなるテストです。

3. QuarkusでのUnitテストの基本構成

3. QuarkusでのUnitテストの基本構成
3. QuarkusでのUnitテストの基本構成

QuarkusのUnitテストは、src/test/java配下に配置します。 本体のパッケージ構成と同じ構成にすると、 どのクラスをテストしているのかが分かりやすくなります。 これはJava開発の基本的なルールです。


package com.example.service;

import org.junit.jupiter.api.Test;
import static org.junit.jupiter.api.Assertions.*;

public class CalculatorServiceTest {

    @Test
    public void addTest() {
        CalculatorService service = new CalculatorService();
        int result = service.add(2, 3);
        assertEquals(5, result);
    }
}

このようなUnitテストでは、Quarkusの起動は不要です。 Javaのクラス単体を検証することで、 ロジックの正しさを確実に確認できます。

4. Integrationテストの役割と対象レイヤー

4. Integrationテストの役割と対象レイヤー
4. Integrationテストの役割と対象レイヤー

Integrationテストは、複数のレイヤーが連携した状態を検証するテストです。 Quarkusでは、REST APIやデータベース連携を含めた動作確認が主な対象になります。 Unitテストでは確認できない設定ミスやDIの問題を発見できます。

Integrationテストは実行時間が長くなるため、 重要なシナリオに絞って書くのがポイントです。 Quarkusはテスト時の起動が高速なので、 Integrationテストとの相性が良いフレームワークです。

5. QuarkusのIntegrationテストの書き方

5. QuarkusのIntegrationテストの書き方
5. QuarkusのIntegrationテストの書き方

QuarkusのIntegrationテストでは、 テスト用にアプリケーションを起動した状態で検証を行います。 REST APIのエンドポイントを呼び出して、 実際のレスポンスを確認する形が一般的です。


package com.example.resource;

import io.quarkus.test.junit.QuarkusTest;
import org.junit.jupiter.api.Test;

import static io.restassured.RestAssured.given;
import static org.hamcrest.CoreMatchers.is;

@QuarkusTest
public class HelloResourceTest {

    @Test
    public void helloTest() {
        given()
          .when().get("/hello")
          .then()
             .statusCode(200)
             .body(is("hello"));
    }
}

このテストでは、Quarkusが内部で起動し、 実際のREST APIが呼び出されます。 本番に近い状態で動作確認できるのがIntegrationテストの強みです。

6. UnitテストとIntegrationテストの使い分け

6. UnitテストとIntegrationテストの使い分け
6. UnitテストとIntegrationテストの使い分け

Quarkusのレイヤーテスト戦略では、 UnitテストとIntegrationテストの役割を明確に分けることが重要です。 すべてをIntegrationテストで行うと、 テストの実行時間が長くなり、開発効率が下がります。

ロジックの検証はUnitテスト、 設定や連携の確認はIntegrationテストという形で分担すると、 バランスの良いテスト構成になります。 これは実務でもよく使われる考え方です。

7. Quarkusプロジェクト構成とテスト設計のポイント

7. Quarkusプロジェクト構成とテスト設計のポイント
7. Quarkusプロジェクト構成とテスト設計のポイント

Quarkusのプロジェクト構成を意識してテストを書くことで、 どのレイヤーを検証しているのかが明確になります。 テストコードも設計の一部と考えることが大切です。

初心者のうちからレイヤーテスト戦略を意識しておくと、 規模が大きくなっても破綻しにくいJavaアプリを作れます。 Quarkusはその学習を支えてくれる非常に優れたフレームワークです。

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