カテゴリ: Micronaut 更新日: 2026/02/03

MicronautのバリデーションをDIと組み合わせて使う方法を解説

MicronautのバリデーションをDIと組み合わせて使う方法を解説
MicronautのバリデーションをDIと組み合わせて使う方法を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Micronautで入力チェックをしたいのですが、毎回自分でif文を書く必要があるんですか?」

先生

「Micronautにはバリデーション機能が用意されていて、アノテーションを付けるだけで入力チェックができます。」

生徒

「DIと一緒に使うこともできるんでしょうか?」

先生

「もちろん可能です。DIと組み合わせることで、保守性の高いコードが書けます。順番に解説します。」

1. Micronautにおけるバリデーションの基本

1. Micronautにおけるバリデーションの基本
1. Micronautにおけるバリデーションの基本

バリデーションとは、入力された値が正しいかどうかを検証する仕組みです。 Micronautでは、Java標準のバリデーション仕様をベースにした機能が提供されています。 これにより、数値の範囲チェックや文字列の長さ確認などを、アノテーションで簡潔に記述できます。

初心者の方が最初につまずきやすいのは、どこで入力チェックを行うべきかという点です。 Micronautでは、DIコンテナと連携してバリデーションが実行されるため、 明確な責務分離を意識した設計が可能になります。

2. バリデーションとDIを組み合わせるメリット

2. バリデーションとDIを組み合わせるメリット
2. バリデーションとDIを組み合わせるメリット

DIとバリデーションを組み合わせる最大のメリットは、コードの見通しが良くなる点です。 各クラスの役割が明確になり、入力チェックのロジックを個別に書く必要がなくなります。

MicronautのDIでは、@Singletonなどのアノテーションを付けたクラスが管理対象になります。 バリデーションもこの管理下で実行されるため、フレームワークに処理を任せる設計が実現します。

3. バリデーション用アノテーションの基本例

3. バリデーション用アノテーションの基本例
3. バリデーション用アノテーションの基本例

Micronautでよく使われるバリデーションアノテーションには、 空文字を防ぐものや、数値範囲を制限するものがあります。 これらを使うことで、入力値の安全性を簡単に高められます。


import jakarta.validation.constraints.NotBlank;
import jakarta.validation.constraints.Size;

public class UserRequest {

    @NotBlank
    @Size(min = 3, max = 20)
    private String username;

    public String getUsername() {
        return username;
    }

    public void setUsername(String username) {
        this.username = username;
    }
}

4. DI管理されたサービスでのバリデーション実行

4. DI管理されたサービスでのバリデーション実行
4. DI管理されたサービスでのバリデーション実行

バリデーションは、DIコンテナに管理されたクラス内で自動的に実行されます。 サービスクラスに対して、バリデーション対象のオブジェクトを受け取るだけで、 Micronautが入力チェックを行ってくれます。

これにより、サービスロジックに集中でき、入力チェックの重複を防げます。


import jakarta.inject.Singleton;
import jakarta.validation.Valid;

@Singleton
public class UserService {

    public void createUser(@Valid UserRequest request) {
        // バリデーション済みのユーザー情報を利用
    }
}

5. コントローラとバリデーションの関係

5. コントローラとバリデーションの関係
5. コントローラとバリデーションの関係

Micronautでは、コントローラ層でリクエストを受け取り、 そのままサービス層に処理を委譲する構成が一般的です。 このとき、コントローラでもバリデーションが自動適用されます。

入力チェックをコントローラやサービスで分散して書く必要はなく、 DIとアノテーションにより統一された処理が実現します。


import io.micronaut.http.annotation.Body;
import io.micronaut.http.annotation.Controller;
import io.micronaut.http.annotation.Post;
import jakarta.validation.Valid;

@Controller("/users")
public class UserController {

    private final UserService userService;

    public UserController(UserService userService) {
        this.userService = userService;
    }

    @Post
    public void register(@Body @Valid UserRequest request) {
        userService.createUser(request);
    }
}

6. バリデーションエラー時の動作イメージ

6. バリデーションエラー時の動作イメージ
6. バリデーションエラー時の動作イメージ

バリデーションエラーが発生した場合、Micronautは自動的に例外を発生させます。 開発者は個別に例外処理を書かなくても、入力不正を検知できます。

この仕組みにより、入力チェック漏れによる不具合を未然に防ぐことが可能です。 初心者にとっても、安全なアプリケーション構築の第一歩となります。

7. バリデーションと設計の考え方

7. バリデーションと設計の考え方
7. バリデーションと設計の考え方

バリデーションは単なる入力チェックではなく、設計の一部です。 MicronautのDIと組み合わせることで、役割ごとに責務を分離できます。

バリデーションをDTOに集約し、サービス層はビジネスロジックに集中する。 この構成は、JavaとMicronautを使った開発で非常に重要な考え方です。

8. 初心者が意識したいポイント

8. 初心者が意識したいポイント
8. 初心者が意識したいポイント

初心者の方は、まず「アノテーションを付けるだけでチェックできる」という点を理解しましょう。 Micronautのバリデーションは、DIと密接に連携して動作します。

手動での入力チェックから一歩進んで、フレームワークの力を活用することで、 保守性と可読性の高いコードを書くことができます。

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